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もう失敗しない!引越しで追加料金が発生するケースと対策を知ろう!

「引越しをしたら追加料金が発生した!」

こんな経験をしている人、思いがけず多いようです。

しかし、

「何で追加料金が発生するの?」
「どうして追加料金を払う必要があるの!?」
「もしも追加料金が発生したら誰に相談したらいいの…」

という疑問も当然出てきますよね。

実は引越しの追加料金は、「あること」をすればあらかじめ防ぐことができるんです。

そこで、今日は引越しの追加料金を防ぐコツをズバリ解説していこうと思います。

引越し料金はただでさえ高いことが多いのに、その上また料金が発生してしまったら嫌ですよね…

できる限り、追加料金が発生しないように心がけ、引越しの前に正確な引越し料金を把握しておきましょうね!

荷物の量が多かった!道幅が狭かった!こんな時は追加料金かも!?

引越しの料金は見積もりの結果で決まります。

見積もりには、営業マンを家に招き入れる必要のない電話見積もりWEB見積もりや家に営業マンを招いて料金を計算して出してもらう訪問見積もりなどがあります。

基本的に引越しの料金は見積もりで出た値段が基準となるので、それ以上増えることは基本的にはありません。

ただし、当日の引越し状況によって追加料金が発生してしまうかも…詳しくみていきましょう。

荷物が大きい、もしくは多すぎる

通常引越しの料金は「時期」に加え「移動の距離」「荷物の量」で決まるといわれています。

移動距離とは新居から旧居までの距離のことです。

引越しで遠くに行けば、その分トラックのガソリン代や運転する従業員が必要となり費用が高くなります。

荷物の量が関係するのは「トラックの大きさや台数」に関係しているんです。

通常、引越し業者では大きなトラックほど値段が高くなります。同じようにたくさんのトラックを使えばそれだけ値段も高くなります。

つまり代わりのトラックや追加のトラックを呼ぶと追加料金につながるんです。追加料金は見積もりが出た後に、引越し当日や引越し後にプラスされる金額の事なんですね。

この場合の追加料金の対策としては訪問見積もりを行うことでしょう。

家に営業さんを呼んで訪問見積もりを受ければ「これくらいの荷物ならこの大きさのトラックです」と自分の引越しにあったトラックを用意してくれるので、当日になって荷物が載りきらなかったということは起こりづらくなります。

道幅が狭い

「荷物の量でトラックの大きさが変わる」というのは、わかっていただけたと思います。

「じゃあ、荷物の量が多い人はトラックの台数が増えるのでは」

と思う方もいるかもしれませんが、実はトラックの台数が増えるケースはほかにもあるんです。

それは、道幅が狭い時なんです。

引越し業者のトラックは通常、小さな軽トラサイズから3、4tの大型トラックまであります。仮に4tトラックの場合、トラックの全長は約10m、横幅が約2.5mほどです。

このトラックが狭い住宅街や細い道などを走るのは難しいですよね。

道幅が狭くトラックが通らない場合、小さなトラック複数台に荷物を積んで引越しをします。

先ほど言った通り、トラックの台数が増えればそれだけ値段も高くなるので、追加料金として高く見積もられることに。

できれば新居と旧居の道幅をあらかじめチェックして、見積もりの際に「うちの前の道幅はこれくらいです!」としっかり伝えておきましょうね!

2つのケースを見てきましたが、どちらのケースもトラックの台数を変更した場合に追加料金が発生するんですね。

でも、追加料金が発生するケースはこれだけではありません。

次はオプションサービスの料金についてみていきましょう。

車の陸送や梱包が終わっていない時は追加料金かも

ほとんどの引越し業者には「オプションサービス」というものがあります。

オプションサービスとは、荷物を運ぶのことが仕事の「引越し業者の仕事」とは直接関係のない荷物の梱包作業の他に、部屋の掃除や車の陸送など引越しに伴うサービスを有料でおこなってくれるものです。

引越し当日にオプションを利用することになったら…

オプションサービスを利用するときにはあらかじめ「オプションサービスを利用したい」と業者に伝えれば利用することができます。

見積書はオプション料金込みの金額で出してもらえるので、基本的に追加料金が発生することはありません。が、引越し当日、急にオプションサービスが必要になると追加料金でお願いするしかないんです。

特に美術品や取り外しが必要なエアコンのなどの特殊な荷物を「当然一緒に運んでもらえるだろう」と確認していないと当日に「オプションサービス」と言われてしまうケースもあるようです。

引越しの依頼をするときや見積もりの時に「~もお願いしたいのですがオプション扱いですか?」と確認を取りましょう。

ちなみに、バイクや車の陸送の場合はオプション料金を支払えば、引越し業者に専門業者の手配を任せることができます。

梱包が間に合わないと追加料金が発生

多くの引越し業者では「梱包サービス」というものもあります。梱包サービスは引越し業者が依頼者に代わり荷造りしてくれるというものです。

もしも引越し当日に荷物が梱包しきれていなかったら、この梱包サービスを急に使うことになるので追加料金がかかってしまうんです。

そのようなことを防ぐためにも計画的に荷造りを行いましょう。

不用品処分を頼んだら追加料金?

ほとんどの引越し業者では不用品処分もオプションサービスの一環として行っています。もちろん不用品引取りのオプションサービスを使う場合には有料です。

追加料金を防ぐためにはあらかじめ計画的に荷造りをおこなうことが大切です。

新居に持っていくものと捨てるものを分けておけば、当日の追加料金を防げるだけでなくトラックの台数やサイズも節約できるので安くなるかもしれません。

ハート引越しセンターなど一部の引越し業者では不用品を無料回収しているところもあります。オプションサービスというのは引越し業者によってサービスの内容や料金プランが変わってくるからですね。

不用品回収のようなオプションが無料で利用できれば結果的に引越し料金を安くできます。複数社の情報を集め、見積もりを比較してから1社に決めることがかしこい引越し手段ではないでしょうか。

でも、まだまだ気を付けないといけないことはあります。

大型荷物の搬入や搬出に伴う追加料金

引越しでは、引越しをする部屋の階数によっても引越しの値段が変わることもあります。

エレベーターが使えないと追加料金

マンションの2階以上に引越しをする場合、新居、もしくは旧居にエレベーターがないと追加料金が発生するかもしれません。

引越し業者の作業員はプロなので、高層階に荷物を運ぶことも、降ろすことも慣れています。

しかし、安全に作業を終えるために作業員を追加したり、階段で慎重に運ぶので時間がかかってしまいます。

その分、人件費がかかり追加料金が発生するかもしれないんです。

例えば日通では「エレベーターの有無で料金は変わるか?」という質問に対して、

「荷物量や階数の多さに比例して、作業に負荷がかかるため、作業スタッフの人数を増やして対応する場合には、見積金額の人件費部分が高くなります」

と明記されています。

他の会社でも追加料金が請求されるかもしれないので、あらかじめ新居や旧居のエレベーターの有無をチェックしておきましょう。

新居が2階以上で「エレベーターには入らない大きな家具を搬入したい」という場合にはどうしたらよいか気になるところ。

その場合にはクレーン車を使います。

クレーン車利用だと追加料金が

クレーン車は、工事現場などで見かけますが引越しでも使うことがあるんです。主に、2階以上の部屋に大型家具を入れるとき、逆に降ろすときなどに利用します。

例えば、ピアノを2階以上の高さの部屋に搬入するときに、「玄関の扉が小さすぎる、階段が狭すぎる」という時にはピアノをクレーン車で釣り上げて、ベランダなどから部屋に入れます。

クレーン車も他のサービスと同じくオプションサービスとして提携業者の手配をすることになります。

そのため、あらかじめ申請をしておけば見積もりの中に値段を入れておいてもらえますが、急に必要となったら、オプションサービスとして追加料金が発生してしまうんです。

大きな荷物の運送や運搬に疑問があるときには引越し業者に荷物のことを伝え、「どんな荷物か?どこに運ぶか?注意すること」などをしっかりと説明しましょう。

さて、ここまでの追加料金が発生しないように気を付ける予防策をまとめると、

  • 訪問見積もりを受ける
  • 計画的に荷造りや引越しを進める
  • 荷物の量新居の立地についてしっかり引越し業者に説明する

ということでした。

運ぶものが増えたり、なにか気が付いたことがあれば、できるだけ早く引越し業者に連絡しておきましょうね。

次の章では事例なども挙げて追加料金が発生してしまうケースを見ていきましょう

「これって追加料金が発生するの?」事例クイズ

この章では、今までのまとめとして「こんな時に追加料金がかかってしまう!」という例をクイズ形式で紹介していこうと思います。

【ケース1】見積もり後に荷物が増えた

Aさんは訪問見積もりを終えた後に、倉庫の中に自転車があるのを思い出しました。しかし、「自転車1台くらい、引越し業者の大きなトラックなら載せることができるはず」と連絡をしませんでした。

Aさんは追加料金を取られてしまうでしょうか?

 

答え:追加料金が発生する可能性大
 引越しの時に「荷物の量によってトラックの大きさや台数が変わり、トラックの変更によって追加料金がかかってしまう」と解説した通り。訪問見積もりの際になかった荷物があると、追加料金が発生してしまうことがあります。

もしも、荷物量の変化によってトラックのサイズや台数が変わることがあれば、最初の見積もり金額に加え追加料金が発生します。

【ケース2】ペットの引越しを頼みたい

Bさんは大型犬を飼っています。大型犬のケージはBさんの車には入らないので、引越し当日は引越しの家財と一緒に愛犬を入れたケージも運んでもらおうと考えています。

Bさんは追加料金を取られてしまうでしょうか?

 

答え:追加料金が発生します
「当日にオプション料金を使うと追加料金が発生する」と解説した通りです。基本的に引越し業者は、ペットなどの生き物を運ぶことができず、専門業者の手配をしなくてはならないため、ペットの引越しはオプションサービスとなり、追加料金が必要となります。

【ケース3】荷物が減った

Cさんは見積もりの後に、「大型の冷蔵庫や洗濯機を一度処分して新居で新しいものを買おう!」と思い立ちました。家電を自分で処分した後、うっかり引越し業者にそのことを伝えるのを忘れていました。

Cさんは追加料金を取られてしまうでしょうか?

答え:追加料金は発生しない!
トラックの台数が増えたり、引越しの移動距離が増えるなどしない限り追加料金は発生しません。しかし、トラックの変更にともない、見積もり金額が少し安くなるかもしれないので、できるだけ早めに連絡した方が良いですね。

【ケース 4】エレベーターがある引越し

Dさんはマンションの5階に引越しをする予定です。Dさんの引越し先であるマンションのエレベーターは、小さく一度に5人ほどしか乗れません。運ぶ荷物には本棚や食器棚がありますが、おそらくエレベーターには乗らないでしょう。しかし、「エレベーターがあることには違いないので、報告しておけば追加料金は取られないだろう」とDさんは考えています。

Dさんは追加料金を取られてしまうでしょうか?

 

答え:追加料金が発生する可能性大
追加料金が発生するケースは、結果として「エレベーターが使えず、人力やクレーン車で荷物を運ぶことになった」ケースです。つまり、大きな本棚を運ぶのにエレベーターでは運べず人力で階段を使って上がっていった、クレーン車を呼んだ場合には追加料金がかかってしまうんです。

ちなみに、まれではありますが、以下のようなケースでもエレベーターの追加料金が発生することがあるようです。

  • エレベーターがあるものの引越し先の階に止まらない
  • エレベーターがあるものの廊下が狭く、エレベーターまで荷物を持っていけない

「もしかして…」と心配なことがあるのであれば、早めに引越し業者に相談しておきましょう。

さて、もしも追加料金が発生してしまったら、納得のできる料金であれば支払えばいいのですが、「あれ?」と疑問に思う追加料金があるかもしれません。

次章では、追加料金を請求されたらどこに相談すればよいか、お話していきます。

納得のいかない追加料金を請求されたら「国民生活センター」に相談

当日の追加料金は気を付ければ発生を防げるはずです。

しかし、発生した追加料金が納得のいかない、明らかにおかしいものであったときの相談先は国民生活センターになります。

まずは営業マンに相談

引越しの追加料金が発生してしまい、納得がいかない場合は作業員に訴えることはもちろんですが、まずは見積もりを作成した営業マンに話を聞きましょう。

それでも納得のいかない場合は、引越し業者の営業の上司や引越し業者のコールセンターなど営業とは別の引越し業者の人間に相談してみましょう。

そして、営業とは別の引越し業者の人と話をしても納得のいかない追加料金である場合は国民生活センターに相談してみましょう。

国民生活センターは簡単に説明すると「国民生活の安定、改善、向上を図るために情報提供や調査、研究を行う独立行政法人」の事です。国民生活センターでは、消費者トラブルの相談に乗ってくれたり、法的な手続きの手伝いをしてくれます。

なので、「引越しで納得のいかない追加料金を請求された」と相談すればどうすればよいのかアドバイスがもらえます。

もしも、引越しの追加料金でどうしても納得のいかない料金を請求された際には相談してみましょう。

国民生活センターの情報 消費者ホットライン 188

電話番号188(市外局番なし)
平日※10~12時、13~16時
土日祝日※10~16時

※地域によって相談の受付時間は異なります。

万が一納得のいかない金額を請求された場合には、国民生活センターに間に入ってもらい話し合いを進めましょう。

引越し業者も違法な金額を請求するつもりはないはずなので、公平な第三者が間に入ることによってスムーズに話し合いが進むはずですよ。

まとめ

最後にもう一度、追加料金を発生させないコツをまとめると、

  • 訪問見積もりを受ける
  • 計画的に荷造りや引越しを進める
  • 荷物の量新居の立地についてしっかり引越し業者に説明する

ということが大切です。

また、見積もりをもらったらきちんと目を通し「伝え忘れたことはないか?オプションの利用料金はきちんと含まれているか?」などを確認しましょう。

そして、疑問に思うことがあればすぐに引越し業者に確認を取りましょう。

きちんと確認と引越し業者に連絡をすれば引越し当日の追加料金は発生しないはずですよ!

ABOUT US

引越しチェキ!編集部
新しい場所へ移り住むワクワク感を求めてついつい引っ越しを繰り返すため常に金欠状態。
その結果、いかに安く引っ越せるかを自然と学び、友達が引っ越しすると聞けば呼ばれてないのに現場に駆けつけて業者さんと交渉を繰り返すおせっかい屋さん。
引越し歴:岐阜市⇒名東区(愛知)⇒小牧市(愛知)⇒伊勢原市(神奈川)⇒犬山市(愛知)⇒神戸市⇒目黒区⇒目黒区⇒渋谷区(累計8回)