引越しでは1社だけに依頼せず、必ず相見積もりを取ってください。
引越し業者ってホントに色々いて、まったく同条件で見積もりを依頼しても業者ごとに数万円単位で料金が開くなんて当たり前。
業者によって通常は有料オプションが無料の扱いだったり、当日のスケジュール次第だったり…とにかくあらゆる理由で、各社の見積もりはバラバラなんです。
なので、引越し業者の選び方は、見積もりの比較をすること
つまり相見積もりが超有効。
人数/時期/距離 | 見積もり金額差 | ||
---|---|---|---|
最高値 | 最安値 | 値下がり率 | |
家族/4月/福岡→大分 | 約20万円 | 約7万円 | 65% |
単身/3月/福岡→大阪 | 約15万円 | 約10万円 | 33% |
家族/3月/秋田→東京 | 約56万円 | 約46万円 | 18% |
家族/5月/香川県内 | 約9万円 | 約7万円 | 22% |
家族/7月/神奈川→名古屋 | 約22万円 | 約16万円 | 27% |
単身/4月/福岡→東京 | 約12万円 | 約10万円 | 17% |
単身/2月/東京→千葉 | 約12万円 | 約5万円 | 58% |
単身/12月/大阪→兵庫 | 約5万円 | 約3万円 | 40% |
家族/3月/新潟→愛知 | 約50万円 | 約35万円 | 30% |
家族/6月/大阪府内 | 約12万円 | 約3万円 | 75% |
※引越し一括見積もりサービスを利用して相見積もりを行った際の最高値と最安値の見積もり金額差
※データは当社で実施したWebアンケート結果に基づく
…平均約40%の差。
笑っちゃうくらい見積もりの金額差がありますよね。
これ、相見積もりせずに依頼した1社が最高値の業者だったと思うとゾっとしません?
手堅く適正料金で引越しするためにも相見積もりが必須なのは一目瞭然。でも実際のところ引越し業者の相見積もりってかなり手間がかかるんですよね。
その点は手間なく10社程度から相見積もりが取れる一括見積もりサービスの利用が便利。
- 相見積もりの候補に入れる引越し業者の選び方
- 相見積もりを取った中から何を基準に1社選ぶか
- そもそもなぜ相見積もりで安くなるのか
当記事ではおもに上記3つを主題としてまとめています。
引越し料金を安くするための最大の答えである相見積もり。
最大限効果を引き出すための参考にしてください。
目次
引越しの相見積もりは何社から取るべきか
相見積もりに必要な引越し業者は最低3社。
実際、見積もりを取る業者が多ければ多いほど各社の料金幅が開き、相見積もりの効果が発揮されます。
なので「できるだけ多くの業者から見積もりを取るのがおすすめ」というのが本音です。
が、具体的に何社かの目安は欲しいところ。
なので、下限として3社から相見積もりを取ることをおすすめします。
最低3社から相見積もりを取る理由
相見積もりを取る引越し業者を最低3社としているのは
- 実際に見積書をもらうまで時間がかかるから
- 引越し業者の種類にバラつきをもたせるため
という理由。
まず引越し業者から見積もりを取るまでの流れをカンタンにまとめます。
- 見積もり依頼
引越し業者に電話やメール、公式サイト上から見積もりを依頼する - 訪問見積もり
引越し業者が自宅に訪問し、実際に荷物量やサイズを見て見積もりを出す - 契約
出された見積もりに納得がいけば契約
引越し業者が決まるまでの流れは基本的にはこう。
(業者によって荷物量次第では電話だけで見積もりを出してくれるところもありますが)
安い業者を探すには、可能な限り多くの業者からの相見積もりが必要です。
とはいえ、1社につき1時間程度かかる訪問見積もりを何社からもお願いしていたら、それだけで日が暮れてしまいますね。
なので見積もり依頼から訪問見積もりまでの時間を考えて最低3社。
また、安くするという面では3社からの見積もり比較でも充分効果があります。
引越し業者は大手・中小(地域密着型)、さらには宅配業者、軽貨物運送業者(赤帽)…と種類がたくさんあります。
それぞれの細かな違いに関しては割愛しますが、これら種類が違えば、サービス形態も違います。となれば料金も変わってきますよね。
相見積もりをとる引越し業者の種類にバラつきを持たせれば、それだけ見積もり金額に幅が出ることが見込まれます。
なので、料金が一定額の宅配業者はともかくとして大手・中小・軽貨物運送業者でバラつきを持たせて3社。
つまり、時間と効果を考えて最低3社がおすすめです。
相見積もりでもっと安くするためには10社以上から!
「引越し料金を極限まで安くしたい」
とお考えなら、3社といわず10社以上から見積もりを取って比較することをおすすめします。
と、いうのも先程3社を目安とした理由は、時間対効果を考えての最低ライン。
確かに3社程度なら、昼間に訪問見積もりをすることを考えたら1日で済むので現実的です。
ただ3社の見積もり比較で得られる一番安い見積もりはあくまで「3社の中での最安値」。
でも例えば、土日の2日間を使って6社から相見積もりをとれば「6社の中での最安値」ということに。
最安値とは要するに
一番安い引越し業者
相見積もりとは
その一番安い引越し業者を見つける作業。
となれば数多くを当たった方が
一番安い引越し業者を見つけやすいですよね。
つまり、安くするためにはできるだけ多くの引越し業者から相見積もりを取ることが大事ということですね。
でも業者が多いと見積もり依頼の時点で面倒…
引越しでの相見積もりを効率的かつラクに行うためには、引越し一括見積もりサイトの利用がおすすめです。
通常、一社一社に伝える「距離」「予定日」「荷物量」などをサイト上に一度入力してしまえば、対応できる10社程度の引越し業者から相見積もりが取れます。
相見積もりする引越し業者の選び方
数多くある引越し業者の中から、何を基準に相見積もりの候補に入れるべきか?
「料金」「知名度」「評判」「プラン内容」
引越し業者に何を求めるのかは人それぞれ違うと思いますが、後悔しないためにも引越し業者を選ぶ基準について解説します。
安さだけを重視しない
引越し業者の公式HPなどを見ていると、たまに破格の料金をうたっている業者を目にすることがあります。
あまりにも料金が高い業者は選択肢から外れますが、逆に安すぎる引越し業者も要注意。
安すぎる業者にはそれなりの理由があって、細かい要望を聞いてもらえないということもありえます。
例えば、料金が安い理由として、引越し予定日を業者側の都合に合わせる必要があったり、当日の作業スタッフが経験の浅い派遣社員だったり…
たしかに引越し料金は安いに越したことはありません。でも、大切な荷物を運ぶ引越しにリスクが伴うのは考えもの。
補償問題なんかに発展したら正直めちゃくちゃ面倒くさいことになります。
安い!というだけで飛びつかず、事前にサービス内容や口コミ評判の確認は必須です。
大手の引越し業者だけで検討しない
相見積もりでは、できるだけ種類の異なる引越し業者の見積もり比較をすることが肝心です。
引越しに慣れていないと、「CMでやっていて有名な業者だから!」などと、どうしても知名度だけで引越し業者を選びがちです。
その引越し業者の選び方、じつは損しているかもしれません。
先ほども書きましたが引越し業者って大手から中小までものすごく数が多く、飽和状態なんです。
確かに大手の引越し業者はブランド名のもと「安心」「信頼」という点では申し分ないかもしれません。
ただし、宣伝費やコールセンターのコストが発生している分、中小の引越し業者より「料金」が比較的高い傾向があるのは事実。
少しでも安く引越したいのであれば、知名度だけで大手引越し業者だけにこだわるのは良くありません。
見つけにくい、でも安さで勝負している地域密着型の中小引越し業者も相見積もりの候補に入れるべき!ということです。
プランやサービス内容を確認しておく
引越しをする上でプランやサービス内容は非常に重要です。具体的にどんなものかピンとこない人もいるかもしれないので、例をあげると…
- ダンボールなどの梱包材は無料でもらえるのか
- 荷造りは自分で行うのか、引越し業者が行ってくれるのか
- 新居でのエアコン・ウォシュレットの設置はおこなってくれるのか
- 引越し後の段ボールは無料で回収してくれるのか
これらのサービスがあるかどうかは、じつは引越し業者によってバラバラ。無料でおこなってくれるところもあれば、有料の場合も。
また引越し業者によっては、インターネット回線の引越しも無料でお願いできたり、不用品を無料で引き取ってもらえたりなどのオリジナルのサービスを行っているところもあります。
こちらが求めるサービスがあるかないかは引越す上でもちろん大事ですし、有料か無料かは引越しの見積もりに大きく関わります。
公式ホームページで確認したり、訪問見積もりにきた営業マンに直接詳しく聞いてみましょう。もちろん、サービスにかかる料金も忘れずに。
スタッフの対応を見極める
引越しは大切な荷物を運んでもらうデリケートな作業。スタッフの質や対応も選ぶ基準として考えましょう。
でも実際に引越し作業をするスタッフの質は、当日になってみないとわからないものです。
気になる引越し業者があるときは、電話で引越し作業内容について確認したり、メールすることでレスポンスの速さや真摯に対応してくれるかどうかがわかります。
訪問見積もり当日も、営業スタッフが
- 自社との契約に繋げるためだけに話を進めていないか
- 当日の流れ、プラン内容、注意点、補償内容などをきちんと説明してくれているか
は引越し業者の対応を見極める上で重要なポイントと見ましょう。
当日どんなスタッフが対応してくれるのか(社員が就くかどうかなど)確認しておくことも忘れずに。
訪問見積もりが不安なら電話やネットで見積もりを取る手も
一人暮らしの女性の場合、見知らぬ男性を家に上げることに抵抗がある人もいるはず。
単身引越しの場合は訪問見積もりを受けなくても、電話やWEB上だけで見積もりを出してもらえる業者もあります。
有名な引越し業者を例に挙げると以下の通りです。
単身の引越しでお荷物の量が少ない等の条件によっては、お電話による見積もりが可能ですので、引越しフリーダイヤル(0120-154022)にお問い合わせください。また、本サイトの「単身向けお見積もり」ボタンに、お客様の引越情報(発着住所・家財明細・引越希望日等)をご入力いただき、単身向けパッケージ商品の条件に当てはまる場合は、料金カレンダーが表示され、そのままWEBでの予約ができますので、ぜひご利用ください。
※引用:引越しは日通/電話だけで見積もりをしてもらえますか?
お見積りはお引越の3カ月前ごろから承っております。余裕をもって引越しいただくことを考えると1カ月~2週間前頃までにはご依頼されることをおすすめします。
もちろん、お引越の数日前でもお見積りを承っておりますが、お客さまのお住まいエリアの担当店の予約状況によってはお受けできない場合がございます。
また、お一人のお引越で大きな家具類もなく、お運びするお荷物が少ない場合は電話やメールでのお見積りも可能です。
※引用:アート引越センター/見積り・決済に関する質問
年齢・性別・部屋の間取りなど、アップル引越しセンターの持つ、
約100万件の引越し見積りビッグデータを活用し、実現したのがラクニコス。業界初のスマホ引越し予約システムです。
「料金は○○円より」という曖昧表示はしません。
簡単な入力だけで、あなたの引越し条件での「確定金額」を表示します。
電話や営業の訪問不要で、24時間365日、いつでも引越し予約ができます。
※引用:アップル引越センター/単身のお引越し
どこの引越し業者でも共通している条件は下記。
- 単身引越しなどで口頭で伝えられる程度の荷物量
- 荷物に大型の家具家電が少ない、もしくは無い
これらの条件に当てはまる場合は、電話やネット上で見積もりが完結する可能性が高いです。
電話やフォームへの入力で「引越し予定日」「だいたいの荷物量」「引越し先の住所」「旧居・新居の立地条件(エレベーターの有無など)」などを伝えれば、見積もりを出してもらえます。
ただこの場合の注意点として、電話だけだと実際の荷物量や部屋の間取りなどが不明なので、あとで追加のオプション料金が発生することがあります。
伝達ミスからの追加料金を避けるために、引越し条件は可能な限り正確に伝えるようにしましょう。公式HPに記述はなくとも、単身者向けサービスをウリにしている業者は「電話見積もり」に対応していることは多いです。
一括見積もりの備考欄に「電話見積もりに対応できる業者と契約します」と書いておけば、安いところと併せて複数の業者の中から探すことができるのでおすすめ。
そもそも引越しに相見積もりが必要なワケ
さんざん「引越しでは相見積もりが必要」と言ってきましたが、そもそもなぜ相見積もりが必要なのでしょうか?
見積もりを取るってけっこう面倒だし、ましてや急な引越しの場合は見積もりをとっている時間すら無い人もいるはず。
でも、必要なんです。なぜかと言うと…
引越し料金には定価がないから
引越し料金には定価がありません。
引越しに慣れていない人は、この事実を知らない人が多いようです。
大手引越し業者のホームページを見てまわっても、明確に料金が記載されているところはほとんどありませんよね。
引越しの料金は「時期「荷物量」「移動距離」この3つの要素で決まります。引越す条件って人それぞれで、まったく同じ条件で引越すなんてことないですよね。
例えば…
- 4月に家族で名古屋から東京に引越したい人
- 3月に単身で東京都内間で引越したい人
- 9月に家族で大阪から福岡に引越したい人
- 1月に単身で北海道から東京に引越したい人
これら引越す人の条件に合わせて料金が異なります。
その上、各業者のトラックの空き状況、当日のスケジュール次第なんかも見積もりに影響するため、引越し業者ごとに料金が大きく違うんですね。
定価がないものを、他社と比較せずに1社だけで決定するのって怖くないですか?
複数社の見積もり比較することで、ようやく自分の引越し条件に相応しい料金が分かるとお考え下さい。
1社だけで検討すると損をしやすいから
引越しから少し話はそれますが、車を購入するときや、家を購入するときなど、大きな買い物をするときって1社だけで検討せず、他社の見積もりも必ずとりますよね?
そしてどっちの会社の方がお得か、サービス内容や商品の違いについてしっかり比較検討しますよね。
引越しもそれと同じです。
そもそも引越し業者をあまり知らないから、有名な大手の引越し業者1社に任せてしまえば問題ない!その1社で何とか値引きの交渉をしよう!
と考える人も多いようですが、それは絶対にやめましょう!
他社と比較することで、初めて自分の引越しの相場料金がわかるのです。
以下の表は、実際に見積もり比較した3社の概算見積もりをまとめたものです。
引越し業者 | 料金 |
---|---|
A社 | 26,420円 |
B社 | 69,910円 |
C社 | 40,000円 |
※近距離(同一市内)・2人での引越しを想定
※通常期(5月~2月)の料金
表を見てもわかる通り、同じ条件で見積もりを依頼しても、3社で料金が大きく違うことがわかります。
このように相見積もりで複数社の見積もりを比較することで「B社だけしか見積もりをとらなかったら、損をする所だった」と気付くことができます。
引越しの相見積もりはサイト上で無料でカンタンに行える
引越しにおいて、相見積もりが重要だということは分かってもらえたと思います。
でも問題は
- 1社の見積もり依頼から訪問までを考えると時間がかかる
- 相見積もりの候補として選ぶ業者がそもそも対応可能か分からない
の2点。
無料の引越し一括見積もりサイトの活用でこれらの問題はクリアできます。
というのも、まず一社一社に伝える「予定日」「距離」「大体の荷物」など引越し条件はサイト上の入力フォームに1度入力すればOK。
これだけで、条件に対応できる引越し業者の方からいけます!と連絡がきます。
10社以上からの相見積もりも現実的になりますよね。
また、一括見積もりではサイト上での見積もり比較ができるものも。
なんにせよ、引越しの相見積もりが段違いでラクになるため非常におすすめ。
訪問見積もりで引越し料金をさらに安くする方法
引越し料金は、交渉で値下げが可能です。加えて相見積もりを取ることで、値下げ交渉もケタ違いにやりやすくなります。
「もっと安くしてください」
と言えない交渉が苦手な人もいるかもしれませんが、引越しでは値引き交渉されることを前提にして料金を出すのが当たり前。
相見積もりをしていることをそれとなく伝えれば(というか向こうから聞いてきます)自然と値下げの話になります。
ただし、引越しの繁忙期と言われる3~4月は値引き交渉に応じてもらえない可能性の方が高いということも覚えておきましょう。
では具体的にどうやって値引き交渉をすればいいのでしょうか。
難易度の低い順に交渉例を紹介するので、これらのポイントをおさえて引越し業者から底値を引き出しましょう。
【ステップ1】本命の引越し業者の訪問見積もりは一番最後に
訪問見積もりで出される金額は1社より2社目の方が、また2社目よりは3社目の方が一般的には安くなると言われています。
なぜなら3社目の引越し業者は、1社目と2社目の引越し料金が分かっているので、契約を取りたい営業マンはその金額よりも安く提示してくれる可能性大なんです。
「この引越し業者にお願いしたい!」
と思える本命の引越し業者があるのならば、その引越し業者を訪問見積もりに呼ぶのは一番最後にしましょう。
【ステップ2】現金払いにすると伝える
引越し料金は高額な場合が多く、カードで支払うという人も多いと思いはず。
しかし現金払いにすることで、引越し業者がクレジット会社に支払う手数料が必要なくなるので、その分値引きに応じてくれる可能性があります。
現金払いにすることで必ずしも値引いてくれるかの保証はできませんが、現金払いを条件に値引きに応じてくれる引越し業者もいるので、交渉して損はないはず。
【ステップ3】「即決」というワードを使う
「~円ならば、即決してこの場で契約します」
と、即決という言葉と共に希望額を伝えてみましょう。
この方法は、一番最後に訪問見積もりに来た業者に使うのが最も効果的です。というより即決を引き合いに出すからには、最後の業者にしか使えません。
具体的には、
「1社目のA社は8万円で、2社目のB社は10万円でした。なので6万円なら即決を考えます。」
「6万円ですと、ちょっと厳しいです。7万円で即決して頂けるなら頑張れますが…!」
と、いったように他社で出ている見積もり金額を引き合いに出せば、その金額より安い見積もりを引き出せる可能性が高くなるんです。
ただし、本命の業者に訪問見積もりに呼んでいるのが最後であることをさとられないように!
「次に訪問見積もりに来る業者がいる」と思わせることで、即決の価値が強まります。
契約の欲しい営業マンは「次に訪問にくる他社にもっと安い見積もりを出されたら契約をとられるのでは」と考えるため、即決での値下げが効きやすくなる、ということですね。
【番外編】ダブルブッキングという手も
ダブルブッキングとは、その名の通り「複数の引越し業者を同時に呼んで、その場で価格を競わせる」という方法です。
この方法、あまりおすすめはできませんが最終手段としては有効な場合も。
同じ場所にライバル社がいることで、値引き交渉に拍車がかかって(セリのようなイメージ)
破格の料金で引越せる可能性があります。
ただ引越し業界では「他社が訪問見積もりをしている間は、終わるまで家の外で待つ」というのが暗黙のルールのようなので、いくらユーザー側が「A社さん、B社さん、C社さん、同時に今から訪問見積もりをお願いします」と言っても断られる可能性は大です。
とはいえ、訪問見積もりは業者同士がバッティングするケースもよくあるので、同時のタイミングでも問題ないですよ、という見解の引越し業者があるのも事実。
ダブルブッキングを考えている場合は、ユーザー側のモラルが問われる場合があるので全力でおすすめはできませんが、値引き交渉方法のひとつとして頭に入れておいてもいいかも。
引越しの相見積もりでのマナー
相見積もりであることを事前に伝えておく
訪問見積もりの際には“他社にも見積もりをお願いしていること”を伝えるのがマナーです。
そう伝えることで、引越し業者側も心構えができますし、こちらとしても交渉に話が進みやすいのでお互いの為になりますよね。
ちなみに一括見積サービスを利用した場合、引越し業者は“複数社と比較検討をしている”というこがすでに伝わっているので、わざわざ「相見積もりです」という必要はありません。
引越し業者への断り方
訪問見積もりで最終的に選ばれなかった引越し業者には、正直に「他社に決めてしまいました」と言って断れば大丈夫。
引越し業者も断わられるのには慣れているので、「なぜですか?」「もう一度検討し直してくれませんか」などしつこくは迫ってくることは無いでしょう。
一番良くないのが
「まだ正式に決めたわけじゃないんですけど、他の業者の方が安いのでそちらにしようかなと思ってましてー…」などといった曖昧な断り方。
じつはこれ、断り方というより交渉を持ちかけるときの決まり文句なんですよね。
引越し業者からしたら「頑張り(値下げ)次第では、うちで契約してくれるってことでは!?」ととらえてしまうのが自然なので、カン違いされて営業トークを聞かされてしまうかも。
また、他社で決めたといっても引き下がらない引越し業者はいます。そういうときは「そもそも引越しの予定が無くなりました」と言って断るのも手ですね。
引越しそのものがキャンセルになれば、引越し業者も諦めざるを得なくなり、せいぜい言われるとしても「また引越しする際は我が社でも検討を!」と言われる程度です。
まとめ:格安で引越すためには相見積もりが重要!
引越しは1社だけで見積もりするのは完全にNG。少なくとも3社、もっといえば10社以上から見積もり比較をしてください。
そして、大手、中小と引越し業者の種類に幅を持たせることで、各社料金に幅が生まれて相見積がさらに効果的になります。
相見積もりをとるのが「めんどくさい」「時間がかかる」と思っている人も多いようですが、一括見積もりサービスを利用すれば、最短1分で自分の引越し条件に合ったおすすめ業者を知ることができます。
引越し料金を安くするため、というより損しないために引越しの見積もり比較、相見積もりが絶対条件であることをお忘れなく。